『オリジナルモンスターの作成』 その2 ~固定値+2d編~
オリジナルモンスターを作るにあたって、レベリングや数値設定の基準が難しかったので、データを取ってみました。
『固定値2dで振ると、何Lv相当?』
※固定値2dで振るとは!
例えば、魔物データの命中があった場合
14(21)と記載されているが、これを21(28)と基準値を跳ね上げ、PLの皆に固定値2dのコイツとデータを用意すること無く敵を強化して出せるGMの小技である!
この魔物がシナリオとして適してるけど…既存のLvだと弱すぎる。
なんてことがGMやっているとよくあると思うんですが。
そんな時は、固定値+2dでおんなじような概要を持った敵、というのをよくやっています。
多分、GMあるあるだと思うんですが、しかし、固定値2dが思いの外強くなってしまったり、経験点の時にLvをいくつで計算するか、と微妙に歯がゆいことが。
なので、固定値+2dのレベルはおよそいくつなのか、というのを調べました。
大雑把な結論からいうと、
固定値+2dの魔物は、大体5Lv増し
なので、固定値+2dで出す時は、5Lv増した同レベル帯の敵を今のパーティに当てて大丈夫なのかというのを簡単にシュミレーションしてみると良いかもしれません。
しかし、厳密に考えると数値設定上、全ての魔物を同一に扱うのは可笑しい事になるので、大雑把と言いました。
以下は少し細かくなるので、興味のある方だけどうぞ。
便宜上、大まかに『戦士型』『魔法使い型』『魔法戦士型』の三パターンに分類しました。
『戦士型』が魔法技能を持たず、戦士系の戦闘特技しか持たないもの。
『魔法使い型』が、魔法技能がメインで他の戦闘特技を持たないもの。(ラミア、リストリカン、等)
『魔法戦士型』が、戦闘技能も魔法技能も持っているもの。
(ドレイク、バジリスク、等)
です。それぞれによって、脅威の値が若干違ったので、それぞれに考えてみると。
固定値+2dの場合
『戦士型』→およそ5Lv
『魔法使い型』→およそ6Lv
『魔法戦士型』→およそ4Lv~5Lv
という傾向が出ました。
魔法使い型は、魔力の値は命中や回避よりも1の重みが大きいというところでしょうか。魔法使い型を固定値2dにして裏まで回すとなると、少し注意が必要というところでしょうか。
いかんせん、サンプリング数が少ない上に、蛮族のみの数値なので、他の種族、特に魔動機械辺りですと、固定値2dであっても、Lv詐欺になるのは変わらなさそうですね。
今回は、固定値+2dでしたが、次回はオリジナルモンスターを作る際の命中回避生命精神などの数値バランスについて触れたいと思います。
~あとがき~
死ぬかと思った
数値データを公開するとSNEの規則に引っかかるので、名前は伏せましたが、とりあえずBTの蛮族のデータをひたすら手打ちして、色々やりまして。
アンデッド、幻獣なんかまで打つ気力が無いので……あくまで蛮族目安ということで話を進めていきたいと思います。