メイスは本当に最強なのか? ~威力+5=命中+1=C値+1にせまる~
武器の威力について、
威力が5上がると、命中かC値が1下がる、という法則性があります。逆に命中+1されると威力5下がると、これでバランスをとっているみたいなんですね、本当か?
巷では、メイス一択、などと言われており、命中こそが正義、当たらなければC値8など無用という風潮があったり?
というわけで色々調べてみました。
~武器の威力の出し方~
威力=必筋 + 1H or 2H 命中± + C値± + ランクX
という式で基本的に出せます。
1Hの場合何も修正をせず、
2Hの場合、威力を+10します。
命中+1=C値-1 の時は威力を-5
逆に、命中-1=C値+1 の時は威力を+5
※C値は10を基準として±を見る。
ランクA武器は、威力を+5
ランクS武器は、威力を+10
ランクSS武器は、威力を+25します。
~何故ランクSSは威力+25なのか~ 興味が無い人は太字が終わるまで読み飛ばそう!
(ランクSS武器が流れで+15でないのは、SS武器が既に魔法の武器だという所だと思われます。
魔法の武器化することで、命中が+1、追加DMが+1されます。
この二つの効果を威力に換算すると、命中で+1、追加DM+1とも威力5と等しいので
本来魔法の武器化して手に入るであろう二つを威力+10乗せることで調整しているのでしょう
しかし、実際+20だったりとバラついていますが!)
魔剣などになると、例外はありますが、基本的にこういった式で出せることがわかります。また、武器そのものに特殊効果がある場合もこの式から外れることが多いです。
たとえば、フリッサは必筋が8で命中C値ともに±0、Aランク武器ですから
必筋の8+ランクA5=13で威力が13となっています。
ヘビーメイス2Hの場合
必筋15+2H(+10)+命中+1(-5)+C値+2(+10)+ランクB(+0)=30
ですから、ヘビーメイス2Hは威力30となっています。
他の武器も当てはめて頂ければ、この法則になってることがわかると思います。オリジナル武器を作る場合は参考に。
~それでメイスは本当に最強なのか?~
ここに、上記で言う同バランスの武器をいくつか用意しましょう。
ソード :威力20、C値10、命中±0
メイス :威力20、C値12、命中+2
フレイル:威力20、C値9、命中-1
スピア :威力25、C値10、命中-1
アックス:威力30、C値11、命中±0
があるとします。C値、命中、威力のトレードオフが等しければ、どれも与えるダメージ期待値は同じの筈ですが、実際の違うのでしょうか?
同じ冒険者Aくんが、同じ敵に対して攻撃した場合、どの武器が最もダメージを与えられるのか検証してみます。
仮に、敵Aはソードを使って出目7を出せば当たる敵だとしましょう。
ソード、 与DM期待値:3.5
メイス、 与DM期待値:4.5
フレイル、与DM期待値:2.9
スピア、 与DM期待値:2.9
アックス、与DM期待値:4.2
やっぱりメイスが最強だった……
しかし、結論を出すには早いです。仮に出目が5を出せば当たる敵だとしましょう。その場合、どうなるんでしょうか?
ソード:5.0
メイス:5.3
フレイル:5.0
スピア:5.1
アックス:6.1
逆転した!!
しかし、依然メイスは上位……。
結論から言えば、命中が著しく高い能力を所持していれば、C値問わず高威力の方が期待値が上がりますね。
しかし、ある程度命中が要求される場では、やはりメイスが安定……。
C値と威力のトレードオフは同じみたいですが、やはり命中のトレードオフはあまり適切ではないんじゃないでしょうか?
しかし、C値の係数は無限に収束していくため、必ずしも正しい値ではないと清松先生もおっしゃっていますから、一概には言えないですね。単純に回す喜びなんかも考えると。
次回は、グラップラーのえぐさについて考察していきたいと思います。
与DM期待値=威力期待値*命中率で算出しました。
以下は参考までに、威力20の場合における与DM期待値です。
X=命中に必要な出目
Y=与ダメージの期待値