About Sword World 2.0

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ファイター、グラップラー、フェンサー火力比較

オリジナルの前衛技能を作っている最中なので

そのバランスを測るためにちょっと考察してみたいと思います。

 

ブログのタイトル通り、前衛三職の火力という点だけ着目してみたいと思います。

 

~条件~

・筋力ボーナスを3(18)とする。

・ファイター、グラップラー、フェンサー、全て5レベルとして扱う。

・敵防護点を3点とする。

・全て命中するものとして扱う。

・武器は後述。

この条件をベースにちょいちょいいじってみます。

 

与DM期待値式={基礎DM+(C値係数)*威力期待値-防護点}*攻撃回数、とします。

 

『ファイターで攻撃する場合』

2Hファイターだとします。

そうすると、1Hの武器と比べ通常より威力が10高くなります。

(威力に関しての記事は、

メイスは本当に最強なのか? ~威力+5=命中+1=C値+1にせまる~ - About Sword World 2.0 辺りに詳しく書いてます)

 

ですので、必筋18のC値10その他修正ナシのBランクソードと仮定すると、威力が28のソードになります。

 

ですから、上記の式に則った結果、与DMの期待値は『12.6』点となりました。

式は単純にこうですね。(8+7.6-3)*1

 

グラップラーの場合』

火力最強と名高いグラップラーの場合はどうなるのでしょうか。

威力18の1H格闘武器を使用したと仮定します(現状そんな武器は無いですが)

すると、期待値は『21.2』点となりました。《追加攻撃》流石ですね。2Hファイターの倍近い火力が出ています。

 

『フェンサーの場合』

 

技能の特徴として、C値が自動的に1下がる代わりに筋力値の半分までしか装備できませんから

2Hの必筋9の武器を使ったと仮定します。つまり威力19のC値が9の武器と考えます。

そうすると、期待値は『11.692』点になりました。意外とファイターと変わらない点数が出せるんですね。

 

『単純な結果として』

ファイター:『12.6』点

グラップラー:『21.2』点

フェンサー:『11.692』点

で、グラップラーが圧倒という結果になりました。

しかし、5レベルともなればある程度、《戦闘特技》がありますから、これを踏まえて少し掘り下げてみましょう。

 

『2H全力攻撃ファイターの場合』

5レベル帯だと、全力攻撃Ⅰしか使えないので、単純に2Hファイターの値に+4点しましょう。ですから、『16.6』点ですね。

 

『二刀流全力ファイターの場合』

《全力攻撃Ⅰ》《両手利き》《二刀流》と取得している場合はどうでしょうか。《二刀無双》がないので、必筋が15という縛りに則り上記のように計算します。

すると、期待値は『28』点になりました。ぐっと伸びましたね。2Hなんて目じゃないです。

 

『二刀流ツラヌキップラーの場合』

3回攻撃できるグラップラーですね。5レベルになり自動習得の凶悪戦闘特技《鎧貫き》を使います。構成の仮定としては、《両手利き》《二刀流》《武器習熟A/格闘》といった所でしょうか。こうして見ると、自動習得の宣言特技は尚の事凶悪ですね。

 

さて、これらを踏まえ上記のように処理をします。今回は例外的に〈パワーリスト〉を装備したものとします。C値が10の武器だと《鎧貫き》はゴミであると前の考察結果で出たので。

『魔力撃VS鎧貫き』 - About Sword World 2.0 因みにコレです)

 

また、《鎧貫き》はクリティカルの発生率から期待値を出します。

具体的に言えば、36回攻撃したと仮定して、そのうちの4回が防護点ナシ、32回が防護点アリとして期待値を出した後に36分割します。

 

そうして、計算した結果が『32.844』点となりました。意外と二刀全力ファイターと変わらないんでしょうか?

 

『二刀全力グラップラーの場合』

この場合、《魔力撃》でも良いんですが、このレベル帯だと《魔力撃》でも+4点ぐらいだと思うので一応《全力攻撃Ⅰ》を宣言するグラップラーとします。

上記より、期待値は『43.8』点 マジか

相手の防護点が高ければ、高いほど《鎧貫き》の比重は上がっていくとは思いますが……《魔力撃》を取る余裕があれば、こちらが安定しそうですね。その辺も上の記事で掘り下げていますが、実際にシュミレーションしてみると手数の多さのヤバさがわかります。

 

『二刀必殺フェンサーの場合』

 

やはり、C値8攻撃はロマンです。《両手利き》《二刀流》《必殺攻撃Ⅰ》を覚えたフェンサーはどのぐらいの火力があるのでしょうか。

上記より結果は『20.858』点 うーん……。

 

 

『まとめ』

期待値が高い順に並べてみますと。

 

『二刀全力グラップラー』:『43.8』点

『二刀ツラヌキップラー』:『32.844』点

『二刀全力ファイター』:『28』点

『二刀必殺フェンサー』:『20.858』点

『2H全力ファイター』:『16.6』点

 

という結果になりました。

多少のバフだのなんだのより、やはり手数の多さが最強になりますね。グラップラーつええ

2Hファイターは多少、グラップラーに近づけそうな気もするんですが、必筋15縛りが痛い……装備の幅も狭まるし……なぜ《二刀無双》を置き換えにしなかった。

しかし、威力の高低も意外と馬鹿にならないですね……威力なんて飾りで基礎DMこそ重要と考えていたので。

 

また、防護点を3点と置いていますが……実際もう少し高かったりするので、そうなると手数が多い組と少ない組で差が縮まるとは思います。

しかし、手数の多さはレベルが上がる毎に広がっていくので結局どっこいというか寧ろ高レベルになればなるほど防護点が高かろうと手数の多いほうが強いという流れになるのでしょうが……。

 

この考察はあくまで、単純な火力という側面を見た話なので、回避やビルド、役割を考えると、二刀グラップラーが必ずしも偉い、という話ではないことを改めて主張しておきたいと思います。