「馬車で一日」の隣町はどれぐらい遠い?
今日は、いわゆる「馬で一日の村での依頼だ」にあたる、「馬で一日ってどのぐらい遠いんだよ」問題について触れていきたいと思います。
それに伴い、人族の大半が暮らすテラスティア大陸の広さについても軽く考えてみました。
それでは、ルールブックⅠ改の326pを開いてください。旧版の方は294pです。
1.【テラスティア大陸の広さ】
皆さんご存知の「ルキスラ帝国」から北のダーレスブルグ公国まで、徒歩で7日とありますね。
じゃあ、徒歩で一日、どれぐらい進めるのか、という話です。
人間の徒歩は、おおよそ時速4~5kmとされているそうです。
ラクシア大陸にて、日の出とともに出立し、日の暮れに宿に転がり込む、あるいは野宿するサイクルが考えられます。
夜のほうが蛮族の活動が盛んですから、日中に安全な場所から安全な場所に移るのは自然でしょう。
これは、現実世界においての旅程に近しいと考えられ
踏まえると、一日、30km程度進めるそうです。
つまり、「ルキスラ帝国」⇔「ダーレスブルグ公国」まで、『210km』程度と考えられますね。
この縮尺をベースに、テラスティア大陸がどのぐらいの広さなのかを考えてみました。
フェイダン博物誌等に、テラスティア大陸の全体地図が載っています。これが何法で描かれた地図かはわからないので、「およそ」の域を出ませんが……。そのままの縮尺で描かれてると仮定して
ダーレスブルグ公国から、フェイダン地方まで直線距離で「3200km」程度だということがわかりました。
因みに、「鹿児島県鹿児島市」から「北海道稚内市」までで、道なりで「2350km」ほど。日本よりかなりデカイ
プロセルシア地方から、レンドリフト地方まで、直線距離で「6000km弱」
ルールブックⅠには、テラスティア大陸はアフリカ大陸に匹敵する大きさだと記述がありましたが。
アフリカ大陸は縦「8000km」横「7400km」程度らしいので、アフリカ大陸よりは小さいみたいですね。
ザルツ地方からユーレリア地方まで「1000km」ほど。これは、だいたい「東京」⇔「福岡」に匹敵する遠さですね。
思った以上に、テラスティア大陸の物流は大変だということがわかります。
2.【馬車だと?】
ファンタジー世界必須の、お馬さん。乗馬でもやっている方でない限り、競馬場などでパカラッパカラッと走っている馬しか我々のイメージは無いと思います。
実際、馬に乗って旅をするとどうなるのか、というと。あんな風にパカラッパカラッと駆けては行かないようですね。カポカポと移動するわけです。ああやって駆けるのは緊急事態の時くらいで、あの速さで長距離を駆けると基本的に馬を潰してしまうみたいですね。
馬術の歩法があり、それを考えてみると、徒歩よりやや速い時速6~7km程度のようですが……少し急がせ気味で十数キロといったところでしょうか。
なお、馬車では一日に50km程度が限界のようです。
凄く雑な認識ですが。
やや急がせ気味の馬≒徒歩の3倍弱 といったところでしょうか。
つまり
徒歩一日≒30km
馬一日≒80km
馬車一日≒50km
という距離だとイメージすることが出来ますね。
ですので、「ルキスラ帝国」⇔「ダーレスブルグ公国」が徒歩7日なのが、馬で少し急ぎながら行けば「3日」 馬車なら「4~5日」で行けそうです。
自分は当然歩きませんから、疲労もグッと減るでしょう。やはり、冒険者に取って馬はとても大事な足ですね。
3.【じゃあバイクは?】
以前、冒険者の速さと色々なものを比較する記事を書きましたが、その時
ミニバイクは時速43.2km 高性能魔動バイクは時速54kmという計算結果が出ました。
まあ、全てがきちんと舗装されている道ではないでしょうし……オフロード仕様だとしても、常に全力では移動出来ないでしょう。
平均時速30kmで進み続けたとして……
「ルキスラ帝国」⇔「ダーレスブルグ公国」 およそ「1日」
バイクやべえ
一応、自分は自動二輪の中型免許まで持っているのですが
まあ……七時間もぶっ通しで走るのは、結構というか、かなり辛いので(三時間くらいが集中や体力の限界だった)
整備された道でこれですから、
タフな冒険者が、頑張ってどうにか一日。安全に行くなら「2日程度」で到着出来ると言ったところでしょうか。
やはり、馬と違って休ませる必要がない、というのがバイクの強みですね。
緊急事態の連絡要因として、【テレポート】なりを使える魔術師がいなければ、速達専用のバイク乗り等が仕事として用意されていそうですね。
というか、これだけの広さを誇る大陸で、物流に【テレポート】【ディメンジョン・ゲート】などが存在している世界……うーん、どうなっているのか。
【テレポート】やらで運べる量や大きさに限界はあるとは言え、高レベルの魔術師を抱えている国は、商売でかなりのアドバンテージを有するのでしょう。
そういえば、余談ですが、テラスティア大陸は南半球で、北に行くほど暖かいし、八月は冬という仕様になってます
意外に忘れがちなポイントですね