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【ビルドシリーズ】嗜みエンハンサー

今回は、嗜みエンハンサーの構成についてつぶやき半分やっていきたいと思います。

 

※嗜みエンハンサーとは:中レベル帯における前後衛問わず、5レベルまでは取っておこうとする練技のことである。

 

欲を言えば10レベルまで取れるとかなり良いのですが、実際そこまで取れることは中々無いと思うので。

この5つ取得する練技で、どのような組み合わせが良いか考えていきます。

 

 

『タンク型の場合』

 

【ビートルスキン】

【アンチボディ】

【キャッツアイ】

ストロングブラッド

【リカバリィ】

 

タンク型の役割は『倒れない事』『削り損ねを仕留めること』だと考えています。どうしても《かばう》に宣言を取られたり、盾を持つ必要があったり、ダメージディーラーにはなれません。そうなると、残り数点の敵を仕留めるのはタンクの仕事です。

当てれば落ちる、という敵を前提の為、火力は考えず【マッスルベアー】は捨て【キャッツアイ】を取得しました。勿論タンクですので【ビートルスキン】。炎ブレスが多いので、痛い魔法ダメージも【ストロングブラッド】でダメージを減らします。

また、タンク型は生命力が高い事が多いでしょうから、通ると痛い魔法ダメージの毒病気を【アンチボディ】でしっかり抵抗します。逆に精神は低い可能性が高いので【メディテーション】は捨てます。精神効果属性系は仲間にどうにかカバーしてもらいましょう。

5レベルの練技は【リカバリィ】です。多少の傷は自分で癒やし、回復魔法の手間をなるべく減らしましょう。タンク型はレンジャーの取得率が高いので《治癒適性》と組み合わせて6点まで回復をあげると尚良いでしょう。

 

 

『アタッカーの場合』

 

【キャッツアイ】

【ガゼルフット】

【マッスルベアー】

【ビートルスキン】

【デーモンフィンガー】or【ジャイアントアーム】

 

最も定番な練技の並びかと思います。戦闘系の数値上昇練技をバランス良く取得することで、敵に合わせて呼吸する練技を選びます。

 

また、ダメージの基礎値上昇は手数の多ければ多いほど重要度が増す為、二刀グラップラーでは【ジャイアントアーム】が良いでしょう。

【マッスルベアー】と【ジャイアントアーム】で4点あがれば、12点も実質ダメージが上がります。《ファストアクション》があれば24点です。手数が多いキャラほど基礎値をあげたいですね。お金に余裕があれば〈熊の爪〉〈小熊の爪〉〈熊王の爪〉『LL』69頁『Ⅱ』144頁『AW』125頁 などと組み合わせるのも効果的です。

 

2Hファイターといった場合は、【デーモンフィンガー】で確実に一撃を当てることを重視したいです。

しかし、【ジャイアントアーム】はボーナスでは無く能力値が上昇する練技ですから、実質必筋+12の武器を持つことができます。必筋がオーバーした武器を【ジャイアントアーム】を入れてから戦闘中だけ装備する、という技も使える為、必筋の足りない、あるいは上のランクを無理やり持ちたいといったファイターは【ジャイアントアーム】を選択するのもありでしょう。

 

 

『後衛の場合』

 

メディテーション

【アンチボディ】

【ビートルスキン】

ストロングブラッド

スフィンクスノレッジ】

 

パブリックイメージに外れなければ、【スフィンクスノレッジ】は是非とも取得したい練技です。

エンハンサー5レベルまで5500点必要ですが、魔法技能のAテーブルを8→9、9→10とあげるのに必要な経験点とほぼ同値です。

1レベル上昇させる経験点で、魔力を2上昇させることができます。非常にコスパが良いです。更に魔法使いはセージを兼ねている事が多いので、魔物知識判定の基準値も2上昇させることができます。【軍師の知略】を取ったウォーリーダーも齧っていれば、先制もあがります。強いです。強すぎます

(余談ですが、先制判定、魔物知識判定の練技使用は公式Q&Aで出来ると回答されました)

 

更に後衛が通っては不味い精神効果属性など、【メディテーション】で+4すれば鉄板と言えます。8~9レベル帯の魔法使いであれば、よほど使いたい魔法が無いかつパブリックイメージを崩さなければ是非この並びで練技を取りたいところです。安定感がぐっと増します。

 

 

『フェンサースカウトタイプの場合』

 

【ガゼルフット】

【キャッツアイ】

【オウルビジョン】or【ラビットイヤー】or【スケイルレギンス】

【マッスルベアー】or【チックチック】

ケンタウロスレッグ】

 

装甲が薄くなりがちなフェンサーは、絶対に避けなくてはなりません。回避基準値をあげる、【ガゼルフット】【ケンタウロスレッグ】で+3は必ず確保したいところです。スカウトも兼ねる事が多いでしょうから【ケンタウロスレッグ】の先制値+2はかなり重要と言えます。【イニシアティブブースト】も余裕があれば手を伸ばしたいですが、難しい場合は【ケンタウロスレッグ】は確保したいですね。

 

二刀フェンサーの場合、火力の底上げのため【マッスルベアー】は欲しいですが、盾フェンサーであれば無理に取る必要はないでしょう。

スカウトキャラとして全面的に押し出して行きたいのであれば、【ラビットイヤー】などで基準値を上げていきましょう。

己の身体でミッションをこなすスカウトと練技はイメージ的に相性も良いので、Bテーブルであることを活かしながら並行伸ばしすると良いですね。MPが少なくなりがちですから、ボス戦などでここぞという時に使いましょう。

 

 

 

 

 

 

どうでしたでしょうか。

[暗視]が無くて【オウルビジョン】を取得するよりは、〈パワーナイトゴーグル〉『LL』92頁 を購入するほうがMP的にも経験的にもコストパフォーマンスは良いと思います。ナイトゴーグルとくらべて『ルミエルレガシィ』で置き換えられた〈パワーナイトゴーグル〉は3000Gと大変お求めやすい価格になっています。その為にも、是非みんな『ルミエルレガシィ』を買ってみよう。(ダイマ)

 

ガチで組むと戦闘系の練技に限定されていきますが、TRPGは必ずしも鉄板構成である必要は無いと思います。

貧弱な後衛が、ガチガチの格闘家の技なイメージであるエンハンサーをガッツリ取っているというのもパブリックイメージにそぐわない場合も多々あると思うので、自由に遊ぶべきでしょう。

特に前半3つは、あくまでも『戦闘を重視した場合』の最適解を求めてみましたが、この通りに取らなかったからと言って何も問題は無いでしょう。【シェイプアニマル】等面白い練技も多いので、卓環境に合わせて取ると楽しいですね。

 

練技を取って強化したいけど、どう取っていいかわからない、という方の指針になれば幸いです。