About Sword World 2.0

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【リプレイ】絶望の大破局編 第二話

 

 

GM:絶望の大破局編! 第二回セッションスタートだぁぁー!

一同:いぇー……。

 

※第一話はコチラ。

【リプレイ】絶望の大破局編 第一話 - About Sword World 2.0

 

 

 

 

GM:じゃあそれぞれ成長報告を。

ロックン:GM、何か言うことあるんじゃないのー?

GM:アッハイ。この不勉強GMアルケミスト技能を現代の技術だと勘違いして、変なレギュレーションを組み込んでしまいました。

ソーカル:そうだー! 経験点寄越せー!
ロックン:そうだー! 死ねー!

GM:死ね!? というわけで、今回からアルケミスト技能解禁です……。アルケミーキットとAカードの束発見したってことで、タダで差し上げるんで勘弁してください……。

レイチェル:まあ私達も気付かなかったですからね。
ロックン:……ま、一先ず許してやろう。

GM:ということで、成長報告をお願いします……。

レイチェル:私が早いですから、私から。ウィザードセージのレイチェルです。ソーサラーを9レベルにあげる為、経験点を溜めているので技能は成長はナシ。成長は二回とのことだったので、生命と生命が伸びました。ハイマンなんですけど、ちょっとずつタフになってる気がします。以上です。

セドリック:この環境だと、その2点が文字通り生死を分ける可能性があるからな。無駄ではないな。

ロックン:じゃあ私ー。キルヒアメインプリーストでコンジャラーなロックンです。フロウライトだよー。
     クソGMのせいで取り損ねたアルケミスト技能をレベル2まで取得。当然の【パラライズミスト】と【ヴォーパルウェポン】。バフってくよー。幸いにも成長二回とも知力が出たので、ボーナス5までブレイク寸前になれましたー。

GM:フロウライトは精神なんか上げなくても良いもんな……。知力全振りでいいもんな。

ソーカルグラップラースカウトのソーカルだ。所謂マリョップラー構成だな。私はエンハンサーを5レベルまで上げたよ。冒険者レベルはしばらく動かすつもりはないかな、他がガタガタだし。

GM:グラップラーは4のままですか?

ソーカル:ああ。【スフィンクスノレッジ】取りたくてね。《魔力撃強化》組からしてみりゃ、命中とダメージが+2される超お得練技だからな。グラップラーあげるよりコスパが良かった。先制の為にも【ケンタウロスレッグ】も欲しいが……次の成長では流石に他をあげると思うがね。

GM:なるほど……。

セドリック:最後は俺だな。ザイアの神官戦士のセドリックだ。アルケミストを1レベル取得した。当然【バークメイル】だ。そして、プリーストを5レベルに上げてみた。ファイターをあげる為に貯めるか悩んだが、【フォースフィールド】を目指そうと思う。

【フォースフィールド】とは、ザイアの特殊神聖魔法で味方にかけると物理ダメージ全カットという恐ろしい魔法だ。

ロックン:アレヤバイよねー。守備薄いソーカルちゃんにかけたら無双できるし。カウンター失敗したのにカァーンってことがあり得るしー?

セドリック:成長は俺も知力が2回でた。知力がブレイク寸前だ。

GM:ザイアめ。魔法で殺す。

レイチェル:前回のレベルを考えると、普通に抵抗できないで当たり前の魔力帯ですからね……冗談キツイです。

セドリック:というか、前回、出目が良かっただけで普通に死んでていたからな?
ロックン:あー【リザレクション】覚えてないから、不味いね。使える人中に居ないでしょ。私6レベルだから、まだ使えないよ?
GM:それは死んでからのお楽しみですね。


ということで全員の自己紹介が終了。シナリオ的に買い物はさせてません。


GM:ハイマンのレイチェルと、フロウライトのロックンとエルフのソーカルは投獄されていました。魔動機文明アル・メナス時代においては、真語魔法や操霊魔法を街中で安易に使用、あるいは許可なしに持っていれば、現代の(×)魔法である召異魔法と同じ位の扱いを受ける社会でしたので。
そこで、魔導師ギルドの塔に閉じこもって世間知らずだったレイチェルとそのお供のロックンは、街中でゴーレムを連れていた事で投獄となったのです。

レイチェル:私のいた塔の中では、犬猫ペットのように一人一人ゴーレムを連れて歩いていたから……それがてっきり当たり前かと。
ロックン:私は出土して間もなかったからねー。魔法的な知識はあっても常識は知らなかったんだなーこれが。

レイチェル:折角憧れの軍人に会いに来たのに。とんだ目に合いました。

GM:ソーカルは同じくして、街中で自棄を起こして投獄されました。

ソーカル:ああ。『自殺を試みたことがある』程度に色々あってな。豚小屋で冷えた飯を食べて、隣室……隣牢か、この場合。隣牢のレイチェル達と色々と話すうちに、少し前向きになった。それに、少しやりたいことが出来たしな。

GM:そうして貴方方が投獄されている中に、突如大地震が起こります。

セドリック:PCとしては知らないが、大破局だな。

GM:はい。上はてんやわんやで。ミアキスの手も借りたい所なので、罪人だった貴方方を戦場に駆り立てることにしました。

ロックン:鉄砲玉だよー、もー。

ソーカル:鉄砲玉集団……“バレッターズ”ってところか? 英語の文法的に合っているかはわからないが。

GM:良いですね、それ。パーティ名が無くて不便だったんで。便宜上、君たちパーティは“バレッターズ”としましょう。

レイチェル:皮肉ですね。

GM:そこで、無事に敵隊長格を仕留め、奇跡的に生還した貴方方でしたと。

ロックン:前回の復習おっつー。

GM:はい、ということで前回は導入だったので。今回は色々情報を発表したいと思います。
こちらを見てください。

マップの画像を提示。

 

 

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GM:君たちは現在、要塞都市イロハに居ます。オリジナル都市です。位置は現バーレス近辺と考えてください。
 ここは、北のダーレスブルグ王国に対する関所のような役割を担っていました。ダーレスブルグ王国は、軍事的に領土を拡大していましたから、この要塞はダーレスブルグ王国に対して『アウリカーナ共和国はヤバいからな? 軍事的に攻めようなんてゆめゆめ思うなよ?』とプレッシャーをかける為に建設しました。要塞から外壁までの間の交流街には、敢えてダーレスブルグ王国の商人や学生を迎え入れることで、要塞を直に見て、アウリカーナ共和国の技術力のヤバさを肌で感じて貰おう、ということだったんですね。

 

ソーカル:ふぅん、そういうことだったのか。
ロックン:アウリカーナ共和国ってなんだっけ。
セドリック:ルキスラ帝国の前身だな。

 

詳しくは、『ザルツ博物誌』を! 上にある画像をクリックするとAmazonへ飛べるぞ!

 

GM:ところが大破局が起こり、要塞都市イロハは大打撃を受けます。外壁は崩壊し、この一帯を守っていた守りの剣も機能しなくなりました。普段、外壁をうろつく蛮族を追っ払う程度にしか交流街にはセキュリティが無いですので、流れこむ蛮族に対応は出来ませんでした。そうして、民は要塞へと逃げ込みます。要塞都市イロハの要塞は、強力なランパートで出来ていると思ってください。

レイチェル:ランパート! それは凄いですね。
セドリック:18レベルだが、この当時はそれ以上の性能だったろう。

GM:ええ、しかし、この要塞ランパートも大地震の影響は免れられませんでした。要塞として形を成していますが、実際の性能は七割減程度。フルスペックなら撃退できたかもしれませんが……交流街に流れ込んできた蛮族に対して☆【限界駆動】の要領でハッタリをかますのが限界でした。一応、そのハッタリは成功したんですが、この交流街に蛮族軍の拠点を置かれてプレッシャーをかけられていました。
 上層部は、『いつランパートがマトモに動かないのがバレるのか』『魔法で遠隔攻撃を続けられたらどうしよう』と思いながら威嚇射撃を続けていました。しかし、それも精神的な限界が。

セドリック:我々は、ダーレスブルグ王国に対して威嚇的に急設された軍隊でな。訓練は積んでいるが、実戦経験も乏しいし、上層部は天下りで占められている。必然だな。
ソーカル:はは、まさに烏合の衆か。

GM:そこで、まだ残っている有人搭載ドゥームを駆使してこの蛮族に攻撃を仕掛ける作戦を立てます。それをなるべく成功させるために、君たちバレッターズに白羽の矢が立ったわけですね。
  その小隊長にセドリックが選ばれました。

セドリック:まあ、ナイトメアの宿命だな。

GM:セドリックは、官憲……主に交流街の現場担当というか、下町の警察官をやっていました。一般市民のトラブルにドゥームなんて持ち出せませんからね。細かいイザコザはやはり人が処理していて。腕っ節も立つし、真面目なので部下からも町民からも人気ありました。ので、基本的にふんぞり返ってる総隊長を筆頭に、肩書上層部の皆さんに嫌われてました。勿論、ナイトメア差別ってのもあります。

セドリック:ま、名誉の殉死をしてくれると自分の声が通りやすくなるとでも考えたんだろう。

ソーカル:君はそれで良いのかい?

セドリック:結果として民を守れたんだ、ザイア神官としてそれで充分だ。

ソーカル:やれやれ、私には理解できないな。

GM:ということで、前回セッションの続き。無事に隊長格を仕留め帰還してゆっくり休んで眼が覚めたところです。セドリックの元に君の部下の通信兵がやってきます。

セドリック:どうした、マイク。

GM:え、じゃあマイクで。

レイチェル:もしかして、通信兵だからマイクとか言わないですよね。
セドリック:バレてしまったか。
ロックン:本当だったんかーい。

マイク:「ホヘト総隊長がセドリック先輩を呼んでます。……正直、嫌な予感がします」

 

余談ですが、イロハ要塞のホヘト総隊長です。NPCは覚えやすさモットーです。

 

セドリック:ああ、心配するな。行ってこよう。私の戦友達も同行して良いのか?
マイク:はい、昨日の件ですので。……こんな時まで、ヒトと争いをしてる場合じゃないのに。
セドリック:そんなものさ。人の常は。とにかく了解したよ。……ということで、他の三人を起こしてこよう。

レイチェル:私は起きて、適当に本でも読んでいます。早起きは弟子時代の習慣です。
ロックン:私は存分に寝てカルディア様の恩恵を浴びてるよー。
ソーカル:フロウライトは睡眠でしか回復出来ないから、重要だ。私は、寝れる時は寝る主義だが、スカウト的に浅く寝ているよ。

GM:そんな君達に声をかけて回って、合流だね。会議室に行くと、重鎮の皆さんが重苦しそうに座って並んでるよ。

セドリック:失礼します、ホヘト総隊長。

ホヘト総隊長:「セドリック軍曹。貴様の先日の活躍は良くやった」

ロックン:セドリック、軍曹なんだー。
ソーカル:軍師学校を出た、下っ端としては妥当な位置だな。

セドリック:いえ、彼女たちの協力無くては、決して成し遂げられませんでした。
ソーカル:そうだな、晴れて恩赦を頂けると恐悦至極で歓喜雀躍極まり無いんだがね。
ホヘト総隊長:「フン……。だからこそ、だ。貴様らのように、蛮族の隊長格と渡り合う力を持った元罪人を易易と離す訳にはいかん。今回だけ良い顔をして寝返るでもされてみろ、大損害だ。総隊長を預かる身としては、軽率な判断はできん」
ソーカル:ふぅん……言い分はわかった。それで、我々にどうしろと?

ホヘト総隊長:「口の利き方には気をつけろよ、エルフ。貴様らには引き続き、忌々しい蛮族共を相手にして貰う。一時的に軍属となり、見事蛮族の脅威から民を救えて、初めて恩赦を下してやろう」

レイチェル:ま、ここがこの調子なら、どこもこんな風でしょうからね。どこに行くというのもありません。それに……魔法を合法的に撃てるというのは悪く無いです。
ロックン:フゥー、レイチェルがナイフ持った中学生みたいなことをー。
レイチェル:ロックン!

ソーカル:承知した。だが、良いのか? 我々が蛮族と接触して、それこそ君たちの情報を向こうに持って寝返るかもしれないぞ?

ホヘト総隊長:「その為に、引き続きセドリック軍曹に監視を続けて貰う」

セドリック:そういうところは信じられているんだな。
ソーカル:なるほどね。セドリックと罪人部隊である我々は、鉄砲玉としても便利だ。生きて帰れば死ぬまで撃ち直すだけだと。
ロックン:“バレッターズ”らしくなってきたねー。

ホヘト総隊長:「しかし、セドリック軍曹……。君の仕事はなんだ?」

セドリック:民を守りぬくことです。

ホヘト総隊長:「にも関わらず……君は市民を見捨てたのか?」

セドリック:どういうことでしょう?

ホヘト総隊長:「君たちが戦闘を行った研究施設の側に、【ライフセンサー】で人族の反応があったと報告を聞いている。逃げ遅れた民だろう。当然、気づけた筈だ。君は、自分の命惜しさに、分かっていながら救出をしなかったんじゃないのか、と聞いているのだ」

セドリック:いえ……そのようなことは。
ソーカル:どういうことだ?
レイチェル:そもそも、我々はレベル+5等という頭の可笑しい敵を相手にするので精一杯で、そんな余裕などありませんでしたし、命令の範囲外です。
ロックン:だから、それを狙った揚げ足取りなんじゃないかなー。
ソーカル:ふん、イヤらしい。

ホヘト総隊長:「君が勇敢で民の盾であるというのならば、その人族を救うべく、再度戦地に行くことに躊躇い等無いな?」

セドリック:そこに救いを求めるヒトが居るのであれば。

ホヘト総隊長:「まだ生体反応はあるそうだ。いち早く救援に行き給え。その区画にはアンデッドの存在も確認している、その討伐も行うのだ」

セドリック:承知致しました。

GM:ということで、君たちは会議室から追い出されるように去ります。

ロックン:しっかし腹立つ禿だねー。
GM:別に禿ってわけじゃなかったんですが(笑) 禿にしましょう。

レイチェル:しかし、その生体反応は罠では無いのでしょうか。
ソーカル:わからないね。仮にそうだとしても、上様が連れて来いと言った以上、それに従うだけさ。結果がどうなろうと知ったことではない。

GM:魔動機全盛期の【ライフセンサー】を使ったって感じで。これは、元々近づいた蛮族をサーチする用だから、人族と蛮族をキチンと区分出来るようになっています。その結果として、人族であることは間違い無いみたいですね。

ロックン:それどこ情報ー? それどこ情報よー?

GM:通信兵のマイクが教えてくれたよ。

レイチェル:マイクなら安心ですね。
ロックン:マイクなら信じて行くかー。

セドリック:ああ、マイクは信用できる部下だ。

ソーカル:既成事実を作っていく流れだな。

GM:そう思うならそうしておきましょう。ということで、ここで色々補給ですね。この時代に魔晶石が一般的に普及しているか謎なので、所謂マナカートリッジの人族用といったアイテムは出回っていることにします。ということで、5点分魔晶石相当のカートリッジをたくさんと、ポーション類を渡されます。

ロックン:買い物はー?

GM:まだナシで。

ロックン:ふぁっくふぁっくー。

セドリック:少し欲しいアイテムがあったんだがな……。

GM:場所は、反応のあった人族の場所は、とある研究施設の地下です。ここは、植物を研究していたみたいですね。しかし、兵の報告によると何故かこの辺りをアンデッドがうろついているらしい。何故だかは不明。

セドリック:今度はアンデッドか……。
ロックン:それにわざわざ植物をって言ってるんだから植物も出るんだろうねー。

GM:というわけで、人命救助へ行きましょう。

セドリック:確認だが……対象は一人で良いんだな?
GM:センサーに反応があったのは一人みたいですね。

ソーカル:ではその一人を連れ出しに行こうか。
GM:この研究施設の側にあるテレポーターも生きていたので、そこに飛んでから行きます。帰りの手順は、例の信号弾を並び通りにという感じですね。
セドリック:了解した、マイク宜しく頼んだぞ。

マイク:「絶対に見逃しません、ご無事を」

 

この間に、【幸運は勝ち戦を授ける】を使用したり、ゴーレムを作成する後衛二人。

 

GM:ということで、君たちがテレポートに降り立つ。

 

辺りを隠密判定でソーカルが調べます。テレポーターの部屋から出て「はい、モンスターハウスと遭遇でーすwww」という状態が無いことを確認。
バレッターズは、警戒しながら件の植物研究所へ向かいます。

 

ケルトン等の雑魚がうろついていましたが、先手を取って1ラウンドで制圧出来そうな戦力差である為カット。
そして、植物研究所の側には何やらヤバげなアンデッドが佇んでいました。


GM:そのアンデッドは、感覚を研ぎ澄ませて何かを探しているように見える。

セドリック:アレがアンデッドか。センサーに反応した人族を探しているのか?

GM:アンデッドはゆっくりとコチラを振り向いて動かない。

ソーカル:妙だな……九割型敵対的だから襲いかかって来そうなもんだが。

ロックン:ま。罠っぽくても行くしか無いんじゃないー? その人族死んじゃったらアレだし。

レイチェル:こうなれば、やってみるだけです。

 

GM:じゃあ魔物知識判定、という前に危機感知判定どうぞ。

 

ソーカル:そう来ると思ってたよ。メインスカウトの知力一点伸ばしである私が失敗すると? (ころころ)…………。
レイチェル:ぴ、ピンゾロ……。
セドリック:他に危機感知判定出来るのは……レンジャ1レベルの俺か。やるだけやってみるよ。出目10……15だな。

GM:イチタリナイ。

セドリック:ここで失敗すると不味そうだ……叡智の腕輪を叩き割ろう。ボーナスは下がらないから、懐が痛いだけだ。
ロックン:1000ガメルで命が買えるなら安い安い。
ソーカル:すまない、皆。
ロックン:さいの目は仕方ないさー。

GM:セドリックは鼻歌まじりのソーカルと違って気付くよ。これは、かびの領域だね。改めて二種類魔物知識判定どうぞ。

ロックン:PL知識は使っていいからー。かびの領域って言ったらあいつしかいないね、うん。アンデッドの方をインスピレーションで自動成功させるよ。カビの方は【ペネトレイト】

GM:両方弱点抜けたね。デュラハンロードとポイズンモールド(HP240)だ。

レイチェル:はぁ? 総HPいくらあると思ってるんですか……?

GM:前回は殺意が高すぎたからレベルを下げてみたよ。(※デュラハンロード11Lv、ポイズンモールド8Lv)
後、君たち名誉点欲しいと思って、デュラローには剣のかけら入れておいたよ。
レイチェル:死ね。
ロックン:そうだ死ねー!
GM:HAHAHA。
ソーカル:そいつはサンダーバードと同じレベル詐欺だ。先制22って言ったら15レベルのリャナンシーアサシンと同じだぜ?
セドリック:特殊能力もエグいな……。〆音響兵器が脅威的過ぎる。補助動作が封じらるとは。しかも、このレベル差では微塵も抵抗できないぞ。

 

デュラハンロードのデータは、『BT』100頁もしくは、『旧Ⅲ』260頁を参照だ!
実際マジで強い。『BT』掲載の隣のポイズンワイトとマミーロードと同じレベルとはとても思えない。

 

GMGMはかつて君たちと同じレベル位の二人パーティ冒険者にデュラハンロードを出してね……うっかりPCを殺してしまったことがあるんだ。
レイチェル:何故学ばない。

 

そう、隣のポイズンワイトやらが秒殺されたから、そのノリで出したら大変なことになった。サンダーバード、ドゥーム並のレベル詐欺なのでSW2.0GM諸君は僕の二の舞いにならないで欲しい。

 

ソーカル:とりあえず……基準値は現在13……【勝ち戦】の効果で14……。指輪込で6以上。
セドリック:今度はピンゾロは勘弁してくれよ。俺は12振っても届かない数字だからな。
レイチェル:先制判定は自動成功ありませんからね。1/36狙いで全員振る作戦も使えません。
ソーカル:(ころころ)出目9! 指輪割らずに取れたよ。
ロックン:グッジョブ!! ソーカルン!
ソーカル:なんだそのソーカルンって。
ロックン:なんか勢いで。可愛かったし。
ソーカル:本当だ、可愛いな。
レイチェル:なんの話ですか。

GM:よし、君たちの先制だ。今回はテンキー戦闘を使用する。

ポイズンモールドは半径20m。だから、テンキー戦闘の④⑤⑥②に効果範囲が及ぶと裁定する。デュラハンロードは⑧にいる。

 

 

テンキー戦闘とは! 通常戦闘と熟練戦闘との中間的な戦闘ルールだ!
戦場を二次元的に管理しつつ、簡略化したものだ!
詳細はこのページだ

しかし、ぶっちゃけ読むのがかったるいと思うので、下図を見てください。

 

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テンキー戦闘は、簡易戦闘を3m間隔で三列に並べたものとだけ思ってください。

緑色の三角が、ポイズンモールドが同一個体として存在しているとして裁定しています。

バレッターズは危機感知判定に成功したので、ポイズンモールドの範囲外の①からスタートしました。

テンキー戦闘の解説リプレイを今度作ろうと思いますので、今回は適当に流しておいてください。

 

 

セドリック:先程は私達を誘い込もうとしていたわけか。

レイチェル:小賢しい。

ロックン:……んー。アレだね。デュラハンロードさえ潰せば、勝てるね。
セドリック:そうか……ロックンは毒が無効だから、一人で苔へ突っ込んで【フォース】連打で良いのか。
ロックン:ま、それが上手く行かなさそうだから参ったねー。
レイチェル:⑧にいるのが本当にウザい……。純エネルギーが弱点なのに、ポイズンモールドの遮蔽で【エネルギー・ジャベリン】が届きません。
ソーカル:《影走り》で接敵はできるが……私一人じゃ、《ファストアクション》で6回殴っても、魔動バイクは落とせそうにないな。
セドリック:じゃあ、どの道ポイズンモールドから落とすしか無いか。
ソーカル:HP120なら6回殴って落とせそうなんだがね。いかんせん、240という頭の悪いHPだ。……うん? よくよく考えたら、私はひ弱なエルフだ。毒の胞子の6連続なんて耐えれないな。4回しくじると、即死亡だ。
レイチェル:【バイタリティ】を入れても、《魔力撃強化》とトントンですか……。
ロックン:なーにが、殺意低いだー! 死ねー! GMしねー!
GM:表現が直球!
ソーカル:コイツなら《魔力撃強化》じゃなくても当たるんだが。如何せんSNEの回答で、《魔力撃強化》を取ったら常に強化されて《魔力撃》と《魔力撃強化》を選べないと来たもんだ。
ロックン:全力攻撃Ⅰ~Ⅲは選べるのにねー。
ソーカル:《影走り》でバイクを削りに行こうにも、デュラハンロードの攻撃は、一人で耐えようと思えば必ず死んでしまうからな。《ファストアクション》を捨てる勇気、か?
セドリック:本当にどうしたものか。……。

 

ポイズンモールドからか、デュラハンロードからか、その選択に悩んでいます。

 

ロックン:お……デュラハンロード、《鷹の目》持ってないじゃーん。
セドリック:と言うことは、お互い後衛後衛の位置取りならば、デュラハンロードが前に出てこない限りデュラハンロードの魔法は飛んでこない、ということか。

 

今回は、ポイズンモールドは別にデュラハンロードに対して敵でも味方でもない自然現象と裁定した為、双方に遮蔽になるとしました。

その結果、《鷹の目》が無いデュラハンロードは敵後衛から銃撃や魔法が味方後衛にいるバレッターズへ攻撃が届かない為、前に出ざるを得ません。ポイズンモールドと同時に戦わなくて済むという作戦です。

 

ソーカル:私の《ファストアクション》は気にするな。一番、生存出来る作戦が捨てる事ならば、それを選択しよう。

レイチェル:では参ります。初期位置は①から【ファイアーボール】……! (ころころ)22です。

GM:貫通。

レイチェル:期待値ですか……弱点を入れて23点です。
GM:虚しく毒の胞子が飛散るね。
レイチェル:ゴーレムに私をかばうよう命令して終わりです。
ロックン:ま……このラウンドは、大人しくすべきかなー。①で【カウンター・マジック】*皆。行使成功。割と抵抗の余地があるんじゃないかな。ソーカルをかばわせて、終わり。
セドリック:俺も補助に回ろう。同じく①で【フィールドプロテクション】行使は成功。
ソーカル:汎用性が私は低いな……次はこういう時に備えてフェアリーテイマーをあげよう。主動作二回放棄だ。
セドリック:お陰で先制が取れているんだ。気に病むことはない。
ソーカル:ありがとうセドリック。

GM:それじゃあこっちの手番だな。にらめっこするわけにも行かないし、前に出るか。でも、通常移動になるから、魔法も銃撃も使えず、正直やることがないんだよなあ。⑤まで移動して、音響兵器。

セドリック:このタイミングで使ってきたか……。

GM:生命抵抗目標値22でどうぞ。

レイチェル:死ね。
ロックン:そうだ死ねー!

GM:なんでだよ!?

セドリック:改めてレベル差を思い知らされるな。平均Lv8に22か。
ロックン:全員6ゾロチェックだボケー! あ、ピンゾロ。抵抗の余地が無いならラッキーって感じー。

 

ということで、誰も6ゾロが出ず、補助動作を封じて命中回避を下げて、2dの魔法ダメージ。一括で振ったら「8」点入るも【フィールドプロテクション】で地味に「1」点ずつカットされる。

 

GM:ポイズンモールドも受けておくか。そして、虚しく散る胞子。はい、二回表です。

セドリック:補助動作が禁じられた今回が正念場だな。

レイチェル:行使判定が下がらないのは幸いでした。【ファイアーボール】……21です!
GMデュラハンロードはボスだから振ろうかな……(ころころ)

ソーカル:おい、固定値より弱いと噂のGMのダイスがお目にかかれるぜ。
ロックン:ピンゾロかなあ……? ピンゾロかなあ……?

GM:ピンゾロは出さないんだよ! ピンゾロは! (出目5)
レイチェル:同値ですね割ります。
GM:自然な呼吸で割ってきたな。
レイチェル:バイクに18点……本体は、一回転です! 26点! 余り狙っていなかったポイズンモールドも回りましたね。29点です。弱点の【エネルギー・ジャベリン】が撃ちたかった……。
ロックン:仕方ないよ。私は【フィールド・レジスト】かな。範囲だから補助動作で拡大宣言しなくても全員にかけれる。指定は雷。
GM:露骨に【サンダー・ボルト】対策。
ロックン:当たり前ー。【ヴォーパルウェポン】Aをソーカルに切って終わり。
ソーカル:このラウンドはまだ私は動けないな……。
セドリック:次のラウンドが正念場だ。【キュア・ウーンズ】をロックンに。削れた7点は回復出来たぞ。
ロックン:ありがとー。

GM:さて……コチラの番だ。柔らかいレイチェルとソーカルはゴーレムにかばわれている。……ならば銃撃で狙う対象は。

ロックン:私でしょー。
GM:そうなるな。【レーザー・バレット】で回避21。
ロックン:はいはい、6ゾロチェック……惜しい、10かー。
GM:一回転……31点。
ロックン:あいたた……石は砕けやすいんだよー、もー。
GM:そしてかつてPCを殺したことがある【サンダー・ボルト】拡大4人だ。雷を指定されていようと、コチラのが威力高い以上、回る場合を踏まえて【ブリザード】とかより有利だろう。行使判定は……(ころころ)22だ。

レイチェル:私ピンゾロ……。
ソーカル:よく出るなあ。私も失敗だ。
ロックン:8振って抵抗かな。はー、死ぬ所だった。
セドリック:俺は運良く11振って……【カンタマ】で同値抵抗か。

GM:チッ……ダメージは期待値の25点。半減は13点。

ロックン:13点は4点カットで9点ダメージ……-7で生死判定。(ころころ)おお! 出目4だった! あぶねー! ピンゾロ以外成功のラインで良かったー!

GM:三回表、君たちの手番どうぞ。

レイチェル:私がダメージを積み重ねます。【エネルギー・ジャベリン】*2。モールドは放っておきます、MPが惜しいです。(ころころ)行使判定は22です!
GM:出目4……抵抗失敗です。
ロックン:良いぞー、固定値より弱い男ー!
レイチェル:頭部が33点! バイクが25点です!

セドリック:……ここで後手に回るのは不味いな。バイクを落とせば、未来はある。ここで仕留められなければ、また音響兵器が来る。
ソーカル:いや、それは少し前のめりだ。私が〈アウェイクンポーション〉でロックンを起こそう。まだ、私がデュラハンロードに接敵しても落とせるHPではない。
セドリック:そうだな……それで、俺とロックンの回復で、【サンボル】で受けたダメージ分を持ち直せるだろう。

 

ソーカルポーションで起こし、セドリックとロックンのキュア魔法行使で立て直す。
この場では誰も素で気付かなったんですが、重大なエラーがあります。フロウライトはポーション類が効かないので〈アウェイクポーション〉では起こせません。
リプレイに起こしてるこの瞬間に気付いたので、今後気をつけようということで。

 

ロックン:あー! 行使判定無駄に6ゾロった! デュラハンにもかけとけばよかったかなあ……。
レイチェル:1/36の結果論です、お気になさらず。

 

といった感じで、PCサイドは全快で、三回裏へと回る。

 

GM:あんまり音響兵器も芸がないな……ん? 全員今①に固まってるのか……。
ソーカル:……気付いたか。

GM:【ショットガン・バレット】を使おう! 範囲だから、ゴーレムにかばわれないし、皆ダメージじゃん。なんで気付かなかったんだろう。おっと、命中19しかない。

ソーカル:そんな出目で大丈夫か? 10を振れば避けられるぞ。(ころころ)……うん。
ロックン:ソーカルン出目5ー? うんうん。そんなもんだよね。はい、私もノット6ゾロ。

 

残りの二人も、6ゾロチェックに失敗し、全員に【ショットガン・バレット】が唸り22点。

 

GM:【サンボル】MP重いんだよな……ここで拡大4するとほぼ空っ穴なんだよなあ。ま、いっか。拡大4。行使23。

 

今度は全員失敗し、出目振るわないものの満額をプレゼント。そして、なんと今回は……!

 

ソーカル:ピッタリゼロだ。
レイチェル:-2です。
ロックン:-8です。

セドリック:三人気絶か……。

 

まだピンゾロチェックのラインであるため、全員生死判定に成功する。

 

GM:さ、4回表。君たちの手番だ。

セドリック:【アウェイクン】が地味に重いが……四の五の言っている場合じゃない。ピンゾロが怖すぎるから、ここは個別で振るぞ。(ころころ)(ころころ)(ころころ)……三度とも成功だ。そして、【怒濤の攻陣Ⅰ】を入れておく。ソーカル任せたぞ。
ソーカル:このラウンドで奴を仕留めよう。
ロックン:【キュア・ハート】全員! MPは全然あるよ!
GM:流石MP100オーバー……。
レイチェル:これで……【エネルギー・ジャベリン】! (ころころ)……やった! 行使判定24!
GM:そいつは(ころころ)……無理だな。
レイチェル:ああ! でも威力が……うう。20点と24点です……。
ソーカル:《影走り》で……《魔力撃強化》。殺す! 命中判定! 22! 26! 自動成功!
GM:……(ころころ)全部ヒットだね。
ソーカル:回って……27点! 回って……回って、34点!
GMバイク死亡。
ソーカル:手余りか……やむなし。

GM:参ったな……【ファイアーボール】じゃ、多分殺せないな……でもそうするしかない。《マルチアクション》でソーカルを殴りながら②に【ファイアーボール】。

 

一応毒の胞子を撒いてソーカルを気絶させることには成功したものの、死亡には至らず。

残念ながら、【ファイアーボール】では全体にロックンの回復量を上回るダメージを出せず、気絶はソーカルのみで4回裏終了。

 

レイチェル:【エネルギー・ジャベリン】で……ピンゾロ……。
GM:今日の行使判定ずっと飛ばしてたから反動が来たかな。

セドリック:大丈夫だ、立て直せる。【アウェイクン】でソーカルを起こす。
ソーカル:そして、私はコイツを沈める。《魔力撃強化》!

 

宣言通り、ソーカルの三回攻撃の前にデュラハンロードは撃沈。
積み重なった魔法ダメージは、ボディーブローのように効いています。

 

ロックン:行使判定成功…17点しか回復出来なかった!
ソーカル:18点もあれば「2d+10」点のダメージでヤバイ生死判定にはならないさ。

 

モールドの毒の胞子で、21点を喰らいHP-3点でソーカル気絶。次の表、ロックンの【アウェイクン】で起き上がり《影走り》で離脱。

 

その後、範囲外からセドリックがその辺に無限に落ちてる〈ストーン〉を投げまくってフィニッシュとなった。

レイチェル:今回もかなりギリギリでしたね……。初期作成で指輪を買い込んでいて正解でした。
GM:うおっ、シートよく見たら十個以上買ってやがる。

セドリック:しかし、三人も倒れた時は焦ったな。
ロックン:ホントホントー。やー《タフネス》良いっすなー。とりあえず、皆回復しとこうか。
セドリック:本当は草を焚きたいが、その十分ですら命運を分けそうだ。早いところ、救出して離脱しよう。

ソーカル:さて、どうしたものか。この植物研究所の地下だが……。
レイチェル:今回の騒動で、中に保管されていた苔が溢れて、こうしてポイズンモールド等となったのでしょう。
ロックン:まー、こんな大地震想定してないだろうから、仕方ないねえ。

ソーカルGM、聞き耳判定をして研究所の中にアンデッドが蠢いているか確認出来るか。
GM:達成値次第ですね。
ソーカル:(ころころ)……期待値だが、21だな。
GM:20オーバーなら、アンデッドの声はしないのがわかります。

ロックン:アンデッド“は”ね。ま、ここであぐねいて、増援来ても厄介だしねー。毒効かない私が行ってくるよー。
ソーカル:私が突入して毒にやられて倒れれば余計手間だからな……すまないが、宜しく頼む。
ロックン:ほいほいー。ま、さっき欠片ボスと戦ったし、ここから殺すような戦闘はなかろうさー。
GM:そういうメタ読み良くない。

ロックン:ということで、ズシズシ入るよ。ピカーと光りながら。

 

フロウライトの種族特徴には、自分の体をペカーとするものがあるぞ!

 

GM:はい。照らしながら進むと、研究所内は、まさに地震の後という感じですね。棚から小瓶から倒れて落ちたり、グッチャグチャですね。

ロックン:毒は?

GM:吸い込むとヤバそうなのが漂ってますね。

ロックン:じゃあ、息を止めよう。

レイチェル(待機中):ロックンは元から吸って無いじゃないですか。

ロックン:GM、私呼吸するフロウライトだから【エンハンサー】取っていい?

GM:ダメです。ということで、瓦礫が入り組んで、小さく身体を折らなくては進めません。だから、デュラハンロードとかは入れなかったみたいですね。
ロックン:どかせば良いかな。私筋力能力値22でボーナス3あるよ。

GM:ならどかせるで良いです(笑)

セドリック(待機中):マッシブだな。
ソーカル(待機中):羨ましいよ。

GM:身体で照らしながら降りて行くと、どう考えても即興バリケード作っただろうなあー、という壁があります。

ロックン:はろー、助けに来たよー!

???:だ、だれ……?

ロックン:リカちゃん……君を、助けに来た(キリッ

GM:また懐かしいネタを。

ロックン:冗談はさておき。そこの要塞都市イロハから、生存者を探すように言われてねー。怖いアンデッドは追っ払ったから、出ておいでー。

???:ほ、本当ですか……! 
ロックン:うん、マジマジ。デュラハンロードでしょー? やっつけたぜ。……途中、私らのがマジでやられそうだったけど。

GM:バリケードがガサゴソ外れる音がしますね。ご対面すると、そこにはドワーフの少女が。

ソーカル(待機中):エルフに並んで年齢不詳の奴だな。

GM:色白の。

ロックン&ソーカル&レイチェル:ほう?

セドリック:喰いつきが良いな。

ロックン:ま、ここは知らない体で行こうかね。上は毒の胞子いっぱいだったけど、どうやって来たんだい。

???:う、ウチ、【エアタイトアーマー】のマギスフィア持っとったけん……。

 

【エアタイトアーマー】とは、所謂防護服で毒とか病気を無効にして潜水まで出来る優れものである。
本来は魔動機術が8レベル以上でないと使えないが、ここは魔動機術全盛期。効果を込めたマギスフィアがあれば誰でも使えるといった感じにしている。

 

GM:とまあ、少し魔動機文明語が訛り気味ですね。

ソーカル(待機中):ははは、人族がなーんで訛ってるんだろうなあ(ニヤニヤ)
ロックン:なるほどねー、じゃあそれ装着して外出よっか。あ、私フロウライトって言って、身体が石なんだけど、蛮族とかじゃないから安心してねー。

GM:と、そんな感じで無事に皆さんと合流できますね。

ソーカルGM、辺りに敵の気配はあるか。具体的に言えば彼女と少し“お話”する時間だな。

GM:まあ、見た感じ大丈夫そうです。

ソーカル:OK。
ロックン:ボス戦前のバフは、いくらお喋りしても消えないしね。それと同じなイベントシーンだー。

クルメ:う、ウチ。クルメって言うちゃんね……え、えっと。地震が起きた後、蛮族が襲ってきて、そいで……なんとか逃げれて……。

レイチェル:福岡弁にクルメですか(苦笑)
GM:わかりやすくて良いじゃない?

ソーカルGM、彼女に真偽判定だ。具体的にはここの住民だったかどうかのな。

GM:ま、良いでしょう。彼女がただのドワーフじゃないって事も、高知力組は知ってても可笑しく無さそうです。というか、魔物知識されたらわかるし。この流れだと警戒しない理由はない。

 

ソーカル:出目はしょっぱいが、20だ。

GM:会話の流れから、住民あるあるトークをセドリックに振りましたがイマイチついていけてないことがわかりました。

ソーカル:クルメちゃん……少し取引をしようか。

クルメ:えっ。

ソーカル:我々は要塞イロハから来たが……少々ワケありでね。そこの彼を除いて、軍隊やここの住民というわけではないんだ。“ダークドワーフ”だからと、君が蛮族側から逃げてきたからと言って、差別したり、告発したりしない。

GM:クルメはダークドワーフとか逃げたとかのワードに、ビクッとなりますね。

ソーカル:ま、そこの彼も聖印を見ればわかると思うが……ザイアの神官だ。弱い立場の人族を見捨てたりしないさ。なに、傍目からはただのドワーフだからね。人族だよ、人族。
セドリック:じゃあ一応聖印を掲げておこうか。

クルメ:な、なんで逃げてきたってわかったと……?

ソーカル:なに、私も蛮族から逃げてきたからね。そこで、取引だが。君、もしかして加工の技術を持っていたりしないかい、特にイグニホニャラララな。

クルメ:は、はい。な、なんでそいまで知っとるちゃか……?

ソーカル:なに、気にすることはない。もし、君が我々の様々を加工してくれたら、君が要塞で必ず保護を受けるよう手回ししよう。皆もそれで、構わないか?
レイチェル:異議なしです。
ロックン:いやあ、加工したかったんだよねー、わくわく。
セドリック:そうだな。多分PCとしてはダークドワーフの事を知らないが、彼女がそれで不当な扱いを受けるというのであれば、ナイトメア的に保護するよう俺は動くだろう。

ソーカル:決まりだな。帰る前に君が、一般的なドワーフと見分けがつかないよう、変装判定をしておこう。(ころころ)……おっと、出目が良い。22だな。

GM:よほどダークドワーフに執念的な恨みがあるドワーフを除けば、まず疑問に思わないでしょうね。穢れも無いし。

セドリック:では、無事に命令を達成した。戻ろう。

GM:はい、無事にテレポーターまで戻り信号弾を撃てばすぐテレポーターのリンクが作動しますよ。

レイチェル:今回も綱渡りでしたが……どうにかなりましたね。

ソーカル:今日のハイライトは三人気絶だな。

セドリック:一人も死ななくて本当に良かったよ。

GM:はい、今回はセッション終了です。お疲れ様でしたー。

一同:お疲れ様でした。

 

 


バレッターズは見事デュラハンロードを退け、謎のダークドワーフの少女、クルメを救出しました。
クルメの事情とか色々あるんですが、話す機会無く一方的な交渉で終わってしまいました。ビジネスライクというか……まあ、良い奴らなのか……な?

うーん。微妙に殺意足りなかったかな……。今度はもっと高レベルを用意してみるかな……? 15レベルとか16レベルとか。

 

コイツらをいじめる魔物は絶賛募集中です。

 

 

 【おまけ】

 

結構戦闘がドチャドチャしていたので、全体の戦闘で何をしたかだけ、おまけ的に纏めてみました。

 

 

PCサイド先制

『1回表』

⑧→デュラハンロード
④⑤⑥②→ポイズンモールド

①→PC全員

レイチェル:【ファイアーボール】→ポイズンモールド
セドリック:【フィールドプロテクション】
ロックン:【カウンター・マジック】*味方全員
ソーカル:主動作二度放棄

フラビィゴーレム(ロックン):待機。
ロームパペット(レイチェル):待機。

『1回裏』

デュラハンロード:⑧→⑤へ移動。ポイズンモールドと乱戦エリアを形成。
         〆音響兵器 PC全員抵抗失敗

ポイズンモールド:〆毒の胞子→デュラハンロード(ただし、毒無効につき意味なし)
         意味が無いので、以下省略。
『2回表』

全員①から動かず。

レイチェル:【ファイアーボール】→デュラハンロード、ポイズンモールド。

ロックン:☆【ヴォーパルウェポン】A→ソーカル
      【フィールド・レジスト】雷指定

セドリック:【キュア・ウーンズ】→ロックン

ソーカル:主動作放棄

フラビィゴーレム(ロックン):ソーカルを《かばう》
ロームパペット(レイチェル):レイチェルを《かばう》


『2回裏』

デュラハンロード(バイク):☆【レーザー・バレット】からの〆銃撃→ロックン
デュラハンロード(本体) :【サンダー・ボルト】拡大4→ゴーレム以外

ロックン:-7/34 生死判定→成功。気絶。

 

『3回表』

ソーカル:〈アウェイクポーション〉→ロックン。(ERROR! フロウライトにポーションは効きません!)
ロックン:【キュア・ハート】*4→ゴーレム以外
セドリック:【キュア・ウーンズ】*4→ゴーレム以外
レイチェル:【エネルギー・ジャベリン】*2→デュラハンロード(本体)&(バイク)

 

『3回裏』

デュラハンロード(バイク):☆【ショットガン・バレット】からの〆銃撃→全員。

デュラハンロード(本体):【サンダー・ボルト】*4→ゴーレム以外。

ソーカル:0/40 生死判定→成功。気絶。
レイチェル:-2/38 生死判定→成功。気絶。
ロックン:-8/40 生死判定→成功。気絶。

『4回表』

セドリック:【アウェイクン】*3→気絶三人。
ロックン:【キュア・ハート】*4→ゴーレム以外。
レイチェル:【エネルギー・ジャベリン】*2→デュラハンロード(本体)&(バイク)
ソーカル:《影走り》の効果で①→⑤へ移動。
     《魔力撃強化》→デュラハンロード(バイク)→死亡。

『4回裏』

デュラハンロード(本体)→《マルチアクション》
             普通の攻撃→ソーカル
             【ファイアーボール】→ソーカル以外。

ポイズンモールド:〆毒の胞子
レイチェル:-9/40 生死判定→成功。

 

『5回表』

セドリック:【アウェイクン】→ソーカル&レイチェル

レイチェル:【エネルギー・ジャベリン】→行使判定自動失敗。
ロックン:【キュア・ハート】→ソーカル&レイチェル
ソーカル:《魔力撃強化》→デュラハンロード(本体)→死亡

 

【5回裏】

ポイズンモールド:〆毒の胞子
             
ソーカル:-3/40 生死判定→成功。


【6回表】

セドリック:【アウェイクン】→ソーカル
ソーカル:《影走り》で⑤→①へ移動

他に脅威が無くなった為、セドリックが「ストーン」をポイズンモールドの範囲外から投げつける→ループで戦闘終了。

 

基本的に、魔法を使う時は全て魔晶石を叩き割って動いているといます。フロウライトのロックンはさておき、それでもレイチェルとセドリック は結構MPがカツカツになっていました。