About Sword World 2.0

SW2.0について色々書きます。TwitterID:groupsgr

ブログ記事まとめ

そこそこ記事数も増えてきたので、主だった記事を纏めてみたいと思います。

 

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SW2.0の構造分析

大変しばらく更新していませんでした。自作システムを創っていたもので、SW2.0から離れてしまっていました……。

再度また「魔法と硝煙」というファンタジー&ミリタリーなシステムを創ろうと思っていて……これは完全にSW2.0リスペクトで行こうと思っていて……。

 

自分のTRPGライフはSW2.0に育てて貰ったと言っても過言ではないというか、SW2.0が九割八分なのですが、SW2.0楽しくてリスペクトなんですね。

 

そこで改めて、SW2.0は何が面白いのか、というのを構造分析していきたいと思います。……まあ、構造分析といっても、学問的なラインに則ったものではないので、大したことではないのですが、そこはご愛嬌で!

 

【SW2.0とは】

やはり、個性とは他と比較することで認識できるものなので、SW2.0が他のシステムと比べてどうか考えていきたいです。

SW2.0の他TRPGと比べてみますと。

 

・非常に自由なプレイができる創りである

・データが豊富である

・メイキングの自由度、再現度が高い

・ファンタジーである

・戦闘回りのルールが充実している

 

他のシステムと比較しての特徴は大凡こういった所ではないかなと。

 

これに加えて、SW2.0のショート、ミドル、ロングな視点での面白い点を纏めてみます。

 

【ショートな視点】

・シナリオの楽しみ

・戦闘

・判定などによるダイス目

・キャラクターメイク

 

【ミドルな視点】

・キャラの成長

・名誉点

・ビルドの構築の考察

・アイテムの充実

・ラクシア内における立場、フレーバーの充実

 

【ロングな視点】

・キャンペーンの完走による達成感

・物語への没入

・他キャラクターとの人間関係の構築

・フレーバーの充実

 

 

こうして整理してみると、個人的には“戦闘”と“データ”というのが良くも悪くも効いてるという気がしますね。

そして、再現度の高さ、というのもポイントでしょうか。

 

SW2.0の面白さとしては、成長の上限が非常に高いので、ロングな視点での楽しみができる、というのも強度として他のシステムと比べて群を抜いている、とも解釈できますね。

 

 

ソード・ワールド2.0 初心者向け解説とQ&A その①

ソード・ワールド2.0はとても自由度が高く、面白いゲームですが、その分、煩雑な箇所が多いです。

 

慣れてしまえばどうということではありませんが、最初はどうにも……という人も多いでしょうから、今回は初心者がよく疑問に思う点を解説していきたいと思います。

 

また、Q&Aはルールブックを購入しないで遊ぶ事を推奨しているわけではなく、あくまでルールブックだけではわかり辛い、という人のために解説しています。

 

【購入前編】

 

Q.SW2.0をはじめる為には何が必要?

A.基本ルールブックⅠ 改訂版 と六面ダイス二つと友だちで遊ぶ事ができます。

改定前とは大幅にルールが変わっているので、改訂版であることが注意です。

 

Q:基本ルールブックⅠとⅡとⅢってどう違うの? 全部無いと遊べないの?

A:どう違うかは、おおまかには以下のようになっています。

Ⅰ…基本的なルールと、Lv6までのデータ、7種族、13の技能

Ⅱ…Lv10までのデータ。追加の種族(三種類)、追加の技能(二種類)、追加ルール

Ⅲ…Lv15までのデータ。追加種族(一種類)、追加の技能(一種類)、追加ルール

 

つまり、6レベルまでならばⅠだけでも充分遊ぶ事ができます。

勿論、ルールブックが増えると分かる通り、色んな種族や便利な技能が増え、遊びの選択肢も増えます。

 

Q.サプリって何?

A.いわゆる、ダウンロードコンテンツのようなもので。あるとよりSW2.0を楽しめるものです。追加の種族や、追加の技能、追加のデータや、コラムやワールド、加えて既存のルールを遊びやすく改訂したものが載っています。

当然、無くても楽しく遊ぶ事が出来ます。基本ルールブックだけでは物足りなくなってから購入で十分です。

サプリに関しては、この記事で掘り下げています。

 

Q.文庫にEXやバルバロスブックっていうのがあったけど、買った方が良いの?

A.EXは、上記のサプリメントで遊びやすく改訂されたルールを一纏めにしたものと、5000G以下のアイテムが収録されています。

サプリは安くなく、集めるのはちょっと、という人は、ⅠとⅡとEXで遊んでみるのもいいでしょう。

EXについては、この記事で詳しく掘り下げています。

 

バルバロスブックは、主人公たちの敵対種族である蛮族の生態や文化を描いたものです。こちらも、どちらかというと追加コンテンツなので、基本の範囲で遊ぶ分には無くて問題ありません。

 

【ルールブックを買ってから】

Q.まず何から読めばいいの?

A.サンプルキャラのイラストを見たり、ワールドを読んだりしてみましょう。ルールパートは煩雑なので、まずは世界観を楽しむことをお勧めします。ワールドは、こちらで噛み砕いて紹介しています。

 

Q.キャラの作り方がわからないんだけど

A.以下の手順で行います。また、キャラの作り方は「Ⅰ64頁」です。

 

①ルールブックⅠに付属している、キャラクターシートをコピーする。(公式HPでダウンロードで印刷も出来ます

②種族を決める

③生まれを決める。

④器用、敏捷、筋力、生命、知力、精神、の能力値を振る。

⑤技能を決める

⑥戦闘特技の決定

⑦対応する数字を決定する。

⑧言語の習得

⑨武器・防具・装飾品・アイテムを購入する。

 

これで完成です。それぞれの項目でわかり辛い所をもう少し掘り下げてみます。

 

③生まれを決める

生まれ、というのは、「例えば自分のキャラは農民の生まれで」「私のは貴族生まれで…」というものではありません。

「Ⅰ66~72頁」のそれぞれの種族の下の方にある表を見てください。

ここから一つ選びます。これらは、生まれによって、最初から持っている技能と能力値の得意な傾向が変わってきます。

心技体の数字はダイスを振って決めるのではなく、これらの表に書いてある数字を持ってきます。

 

④器用~精神の能力値を振る。

それぞれの能力値は、ダイスを一つ、及び二つ振って決定されます。一つなのか二つなのか、というのは種族によって変動します。「Ⅰ74頁」の表を見て振ってください。

 

技には、器用と敏捷が、体には、筋力と生命が、心には、知力と精神が対応しており、それぞれの最終的な能力値は対応しているものとの合計になります。キャラクターシートを見るとわかりやすいと思います。

 

そして、キャラクターシートの能力値の欄の右にあるボーナスを書き込んでください。ボーナスはそれぞれの能力値を6で割った値になります。端数は全て切り捨てます。

ゲーム中は、能力値ではなく、このボーナスを使って殆どの判定を行うので注意してください。

 

⑤技能を決める

技能は、買い物のようなものと考えてください。

最初に、全てのキャラクターに3000点の経験点が与えられます。

例えば、ファイターの技能を1レベル手に入れようと思ったら、1000点支払う必要があります。2レベルにあげようと思ったら、更に必要な点数支払う必要があります。

 

また、それぞれの技能はテーブルAとテーブルBに分けられ、テーブルAの方がお値段が高いです。

 

それぞれ、何点でその技能を購入出来るかは、「Ⅰ78頁」を参照してください。

また、どのような技能があるかは「Ⅰ79頁」を参照してください。

 

まず、最初に「生まれ」で選んだ技能を強制的に購入する必要があります。「生まれ」表の右側にある経験点が「生まれ」によって変わるのは、最初に購入した技能の値段が違うからです。

 

例えば、エルフの射手生まれはシューターを強制的に購入させられている状態になります。シューターはBテーブルですから、1レベル購入するのに500点です。つまり、最初の3000点から500点引かれて、初期経験点が2500になっています。

ですが、魔術師生まれは初期経験点が2000点になっています。これは、強制的に購入させられる真語魔法の技能がAテーブルで、1レベル購入するのに1000点必要だからです。

よって、3000点から引かれ、2000点残っているという状態です。

 

なので、生まれ表によって経験点が違うのですが、別にスタートが違うわけではないので安心してください。

 

初期の組み合わせでは、どう転んでも4レベルになることはありませんし、Aテーブルを取得したのなら3レベルにはなりません。

 

⑥戦闘特技を決める

「Ⅰ88頁」に載っています。戦闘を有利に進める為の技です。

これらは、冒険者レベルが奇数レベルの時に一つ取得することができます。

初期作成であれば、1レベルで一つ、3レベルであれば二つ、取得できます。

最初は「Ⅰ90頁」のオススメ表に従って作成すると良いです。

 

 

⑦対応する数字を決定する

これらは、キャラクターシートを見たり、「Ⅰ86頁」を参照すれば大丈夫です。

また、冒険者レベルは「技能の最大レベルと同じ」になります。

 

Q.必筋ってなに?

A.その武器を扱うために必要な筋力値です。

たとえば、筋力の能力値が17であれば、必筋が17以下の武器や防具を装備することができます。

 

この時、複数装備したからといって、引き算にはなりません。

上の数字で言えば、必筋が10のソードを装備したら、盾は7以下のものしか持てない、という風にはなりません。

筋力が17であれば、必筋17以下の武器、盾、防具を装備出来る、というだけです。

フェンサーは、筋力の能力値の半分(端数切り上げ)の武器と防具しか装備できないことに注意してください。

 

 

Q.最初に買った方が良いアイテムって?

好きなものを買って良いと思いますが、取得技能によって必須アイテムがあります。これらは必ず購入するようにしましょう。

 

真語魔法・操霊魔法……魔法の発動体「Ⅰ135頁」

妖精魔法……宝石「Ⅰ138頁」

神聖魔法……聖印「Ⅰ136頁」

魔動機術……マギスフィア「Ⅰ139頁」

また、上のアイテムの値段は「Ⅰ281頁」

 

弓シューター……矢筒「Ⅰ273頁」と矢

ガン……ガンベルト「Ⅰ273頁」と弾丸

 

スカウト……スカウトツール

 

これらは、装飾品に装備していないと効果がありませんので注意してください。

スカウトツールと矢と弾丸は、所持しているだけで大丈夫です。

 

Q.ポーションって誰でも使えるの?

A.使えますが、レンジャーしか、効果的に使えません。レンジャー以外が使用すると回復量が微々たるものになります。よくあるファンタジーゲームのように誰でも同じように効果が出るわけではないので注意です。

数値が影響しない〈アウェイクポーション〉等は誰が使用しても効果に影響はありません。

回復量の算出は「Ⅰ206頁」のレンジャーの項目を参照してください。

 

 

 

今回は、キャラメイク前後の話でした。

次回は、戦闘周りについてQ&A出来たら良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【初心者応援?】『バルトゥーの屋敷にもう一味を』

SW2.0のサンプルシナリオの中で、基本ルールブックⅠに載っている『バルトゥーの屋敷』が最高傑作だと思っています。あれは素晴らしいサンプルシナリオです。わかりやすい導入、絶妙な戦闘バランス、お手本のようなダンジョンハック。初めての冒険者にとってピッタリです。

 

ただ、人数等によっては戦闘が少し物足りなかったり、ルール把握が間に合わない可能性もあります。

そこで今回は、『バルトゥーの屋敷』に向かう道中に、もう一戦闘を加えてみる、というものです。

別に『バルトゥーの屋敷』じゃなくても、初めてやるセッションの依頼道中に組み込んで頂いても良いと思います。

 

ということで、以下もう一味。

 

躊鳥亜流山賊団

 

PC達が、初めての冒険に向かおうとしたその、道中。何者かがPCの行方を阻みます。

 

??A「おいおい、まさか俺達と!?」
??B「兄貴の事を知らねえわけねえよなあ!?」

???「まあ、兄弟。見たところ駆け出し冒険者。コイツらは見知らぬ連中に出会ったら、『魔物知識判定』をするっていう、基本的な事すら知らないひよっ子みてえだ」

??B「『魔物知識判定』は『セージ技能+知力ボーナス』か、『ライダー技能+知力ボーナス』で知名度を超えればわかるんでしたよね!」

??A「その目かっぽじって、よぉく兄貴を見てみやがれ!」

???「こうして許可してるのも、人族には弱点がねえからな」

??A「兄貴! 弱点って何でしたっけ!」

???「てめぇは馬鹿だなあ。知名度の隣に、数字が二つ数字が書いてあるだろう? 上の数字が左を越えればデータが、右を越えれば弱点ってのがわかるんだ」

??B「弱点が分かれば、パーティ全体がその恩恵を受けられるってもんよ。だから、いつも馬鹿な俺らが弱点わからなくても兄貴が教えてくれてんだろ?」

 

理想を言えば、山賊の突撃兵が二人、山賊の弓兵が一人ぐらいが丁度良いですが。
ルールブックⅠのみでプレイする場合、コボルトが二体、ゴブリンが一体、と同じデータを持った人族、という処理にすると良いでしょう。

 

マイエル「あいつらが『躊鳥亜流山賊団』!?」


兄貴「そう! 俺達が巷で噂の『躊鳥亜流山賊団』よ!」

PC「知っているのかマイエル!?」
マイエル「うん……最近、この辺で初心者を執拗に襲う山賊団だ……。捕まってもすぐに脱獄してやたら初心者を狙おうとするんだ。完全に指名手配されている。お願いだ! アイツらを捕まえてくれ!」

 

PC達が断っても強制的に襲いかかりましょう。指名手配で賞金も貰えると示唆すると良いでしょう。

 

山賊A「さぁ、機先を制するぜ!」
兄貴「てめぇらひよっ子に『先制判定』で負ける訳ねえ! 行くぜ!」
山賊B「『先制判定』は『スカウト技能+敏捷度ボーナス』での比べ合い! 兄貴が負ける訳ねえぜ!」
兄貴「俺が機先を制して、躊鳥亜流山賊団の先制だ! 俺たちの先制値は俺達の中で一番高い先制値になるから、9だ!」
山賊B「先制の値が高い順に行動じゃなくて、陣営で一番高い数値同士で比べ合う! 兄貴が勝てば俺たちも先攻! 兄貴のお陰で助かるぜ!」

 

【PCが山賊に攻撃を行おうとした場合】

 

兄貴「奴らは『戦闘技能レベル+器用度ボーナス』で命中判定をしてくる。お前は、『回避判定』をするんだ!」
兄貴「『回避判定』は『戦闘技能レベル+敏捷度ボーナス』だがお前の場合、ここに書いてあるXに2dを振り足す」

山賊B「俺、出目に自信が無いんで固定値でも良いですか!」
山賊A「固定値ってなんでしたっけ?」

兄貴「ああ、固定値は、2dの期待値が7である為、出目が7として処理する……つまり基準値に7を足した()の中の値が達成値になる、値のことだな。自動失敗も自動成功も無くなるが、安定する。GMの負担も軽
くなって非常に良い案だ。A、お前も今回は固定値を使え!」

 

【山賊がPCに攻撃を行う時】

 

兄貴「さぁ、俺らの攻撃だ! 命中はX! 貴様らひよっ子が俺の攻撃に『回避判定』成功できるか!?」

山賊A「『戦闘技能レベル+敏捷度ボーナス』で兄貴の命中と同じ値を出せるかな!?」
山賊B「いくら受動側有利で、同じ値の時は『回避』側が有利だとしても兄貴の攻撃は避けれるまい!」

 

【山賊の一人が倒れた時】

 

兄貴「兄弟ィィィ! 本来、HPが0以下になった時は『気絶』で『生死判定』を行う! 成功すれば、『死亡』ではないが、エネミーデータはHP0以下になった瞬間、進行上『死亡』したものとして処理しても良い …! いきなり人殺しからスタートの冒険も嫌だろうし、ここは『気絶』として処理させて貰うぜ!」

 

 

 

とまあ、楽にしばけると思うので、凡その判定の練習が出来たと思ったら、適当に山賊を土下座させて進めてしまいましょう。

 

マイエル「ありがとう! 今〈通話のピアス〉で連絡を取って官憲に着てもらうよ!」

 

と、適当に山賊一味を連行させましょう。

この時、一先ずのお礼として、ポーションやらでPCたちのHPとMPを全快させましょう。チュートリアルですから。

そして、報酬に〈アウェイクポーション〉と〈魔晶石*5〉点をプレゼントしておくとその後のセッションで事故が減るかと思います。

 

最後の報酬を見ながら、捕まえた賞金もプレゼントしてあげましょう。

 

 

 

 

 

SW2.0のGMが集って色々お話するチャット

という訳で、チャット設置してみました。

 

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少し不真面目にSW2.0の春サプリメント(バトルキャンペーンブック)のレビューをしてみた

以前に、このような記事で夏の大型サプリについて紹介しました。

 

sgrtrpg.hatenablog.jp

 

 

この三種類の大まかな説明をしますと。

 

『夏の大型サプリ』……新しい種族、魔法、技能と言ったデータが追加されたり、ルールがより遊びやすく整備されたもの。SW2.0をより深く楽しむことができる。

例:アルケミスト・ワークス/バルバロステイルズ/ウィザーズトゥーム/等

 

『バトルキャンペーンブック』……一人からでも遊べる、GMが居なくても遊べる、といった特徴を持っているサプリ。

電源ゲームでいうソフトが一本まるっと入っている感じ。

GMが上手く出来ない、居ない、一人でも遊びたい、といった人へオススメ。

名称が統一されておらず、ゲームブックサプリメントだったりバトルキャンペーンブックだったりと呼ばれ方がある。

 

例:ミストキャッスル/カースドランド/フェアリーガーデン/エターナルエンパイア/等

 

『博物誌』……SW2.0にはたくさんの地方が出てきます。ルールブックだけでは触れられない所を、より詳しく紹介したもの。

その地方の特産品や、流派、有名人が載っているのが特徴。

 

例:ザルツ博物誌/フェイダン博物誌/ユーレリア博物誌

 

今回はこのバトルキャンペーンブックを、独断と偏見で紹介していきたいと思います。

 

(画像をClickするとAmazonへ飛びます)

 

 『ミストキャッスル』

面白さ:☆☆☆☆☆

購入推奨:☆☆☆☆☆

わかりやすさ:☆☆☆☆

 

SW2.0ゲームブックの記念すべき第一作。

第一作にして、至高の一冊とも言えます。

 

ミストキャッスルは、レーゼルドーン大陸にある「霧の街」が部隊です。

「霧の街」は、大破局の時、蛮族に手酷くやられてしまった街で、未だ蛮族の支配が続いています。この街に住む人族はほぼ全て奴隷階級であり、蛮族に虐げられています。

主人公となるPCは、この街の情報収集の為にやってきたり、元から住んでいたりといくつかの導入からスタートし

霧の街を脱出、あるいは解放を目的として臨んでいくことになります。

 

このキャンペーンの、私が評価しているポイントは「人族と蛮族の対立」です。

ソード・ワールド2.0の基本的な部分に立ち返り、「蛮族のクソ野郎!」という思いを持って戦い、障害を乗り越えます。

例えば、『鉄板の上で人族がダンスさせられ、蛮族がそれを笑いながら見ている』『壁に逆さ吊りされた人族に石を投げつける』なんて光景にしばしば出くわします。

もうこれは迷わず蛮族ぶっ倒したろうやないか! とシンプルにいけます。

 

バトルキャンペーンブック独自のシステムが少々わかり辛いですが、「ミストキャッスル」“は”一度わかってしまえば割とシンプルな作りで取っ掛かりやすくもあります。

 

更に「ミストキャッスル」の目玉システム“魔改造”というものがあります。皆大好き魔改造です。

 

霧の街で死んでしまうと、身体の一部を蛮族等とくっつけて改造されて蘇生されることがあります。

(例:腕がボガードになったり、眼がバックベアードになったり、足が

魔改造”の好き嫌いはあるとは思いますが……。思ってるより、簡単にPC死ぬので、PCが死ぬのを嫌悪される方は ちょっと注意ですね。

 

「霧の街」の支配者であり、表紙のイケメンバジリスク「ヤーハッカゼッシュ」をぶっ倒せるまで頑張って挑戦してみましょう。

 

ミストキャッスルは基本ルールブックⅠⅡⅢで遊ぶ事が出来ます。これも地味にポイント高いですね。

 

 

 

 

 『フェアリーガーデン』

面白さ:☆☆☆

購入推奨:☆☆

わかりやすさ:☆☆☆

 

バトルキャンペーンブック第二弾。

妖精のいたずら表が他のセッションでも流用できて、便利です。以上です。

 

というのは少し冗談として…妖精郷と呼ばれる世界へ迷い込んだPCたちの物語です。

根本的なシステムはミストキャッスルに似ていますが、マッピングがミストキャッスルと比べて、やや面倒になっています。

 

前作のミストキャッスルは殺意が高かった反面、今回は殺意がかなりマッタリに抑えられてます。

 

というのも「のんびりモード」という選択も出来て、戦闘のレベルを下げるモードもあります。

 

更に、言ってしまえば「残機無限」が話を進めると出来るようになってたりもします。

 

SW2.0に慣れていない人達同士が、GMのシナリオ作るの大変という時に使うのが向いているかもしれないです。

 

データとしては、高レベル妖精のデータだったり独自の騎獣がありますが、「バルバロステイルズ」でほぼ補完されているのでデータ目当てに買うという程ではないですね。

 

 

 

『エターナルエンパイア』

面白さ:☆☆

購入推奨:☆☆☆

わかりやすさ:☆☆☆

 

謎に包まれた伝説の王国エターナルの秘密を解明せよ、という。

エターナル王国跡地の傍にある村のお抱え冒険者となり、村を開拓発展させていくバトルキャンペーンブック。

一言で済ますと『モンスターハンター

 

エリアマップがあり、区切られていて、もうまさに『モンスターハンター

討伐依頼あり、運搬依頼あり、『モンスターハンター』をSW2.0でも遊べるぞ! というノリ。

 

実は、かなり高レベルまで対応しており、『15レベル』まで想定してあります。

モンスターのランダム遭遇表が2~15レベルまで用意されていたりするので、このサプリを遊ばないセッションでも、この遭遇表が流用できたりします。

 

また、オリジナルデータがそこそこ盛り沢山です。

ライフォスやグレンダール、ティダン等、神に対応した武器や防具があり、それらを持ってると信徒から尊敬されるという。別の卓で敬虔な信徒PCがいれば流用しても面白いです。性能も普通に良いのです。

 

そして、何よりも最高のアイテム〈ラプロアの実〉があります。このアイテムの為だけに買っても良いかもしれません。

 

わかりやすさは難解という程ではありませんが、如何せん管理するデータが多いのがネックです。シナリオが今まで一番、ウーンという気もしますが…村を発展させていったり、といった要素に面白みを感じれると楽しいかもしれません。

 

 

 『カースドランド』

面白さ:☆☆☆☆☆

購入推奨:☆☆☆☆

わかりやすさ:☆☆☆

 

アイヤール帝国の《封鎖領》には忌まわしき伝説があった。曰く“その地に永く留まれば、心身を蝕まれ怪物と化す”と。調査、探索、一攫千金。自らの目的を果たすため、冒険者たちが《封鎖領》の謎に迫る!

 

とのことで、アイヤール帝国にある呪われた地《封鎖領》に挑みます。

殺意マックスキャンペーンブックです。割とポンポン死ねます。

この地に長く滞在したり、死んだりすると『変異』と呼ばれ、身体が異形のものへと変化してしまうんですね。「ミストキャッスル」の魔改造に通ずるものがあります。

 

どんどん身体が変化していく中、脱出や目標達成の為に駆け回ります。

シナリオも面白いですし、全体システムとしては分かり易い方なので、「ミストキャッスル」を遊び倒した後「カースドランド」という流れは丁度良いかもしれません。

「ミストキャッスル」とシステムの類似点も多いので、比較的スムーズに遊べるかと思います。

ただ、初心者向けではないことは確かなので、その点は注意したいですね。

 

 

 

 

 

『ミストグレイヴ』

面白さ:☆☆☆

購入推奨:☆☆

わかりやすさ:☆☆☆☆

 

ということで、バトルキャンペーンブック第五弾となる『ミストグレイヴ』

なんとあの「ミストキャッスル」の部隊「霧の街」の地下には、更に街があった!

 

原点回帰をテーマにということで、「ミストキャッスル」の続編にあたります。

「ミストキャッスル」を未プレイでも遊べますが、断然「ミストキャッスル」を遊んだ後プレイするほうが衝撃の事実が味わえます。「ミストキャッスル」より先にこちらを買うぐらいなら「ミストキャッスル」を遊びましょう。

 

システム面も「ミストキャッスル」とほぼ同じなので、プレイし易さはありますね。

ソロプレイにも対応しています。割とシナリオが壮大なものにもなっているので、面白いっちゃ面白いんですが……まあ、ミストキャッスルで充分かな、という気も…。

「霧の街」の地下なので、実は「霧の街」と移動する手段があり、場合によっては「霧の街」に移動して物語が始まる、という展開もあったりするのが地味に面白いですね。別に移動しませんけど。

 

「霧の街」に隠された秘密を知りたい方は買ってみても良いと思います。

 

 

 

 『カルゾラルの魔動天使』

面白さ:☆☆☆☆☆

購入推奨:☆☆☆☆

わかりやすさ:

 

蛮族はびこるカルゾラル高原にカチコミ仕掛けていくバトルキャンペーンブック第六弾です。

実は、バトルキャンペーンブックという呼称はこのサプリからつけられました。その名に恥じず、戦闘まみれの仕様ですが…どうしてこうなった。

「新機軸」ということで色んな要素を煮詰めて完成されたそうなんですが……システムが死ぬほどわかりにくい。

 どうしてそんなに遊び辛く出来るのか? という位、遊び辛いしわかりにくい

上のわかりやすさの☆は書き忘れじゃなくて、ゼロです、ゼロ。

 参照性も悪いですし、スマホアプリなんて作ってる暇があれば、これをゲームアプリにしてプレイアビリティを解決出来てれば最高傑作じゃないのか、と言いたい。

 

少し逸れてしまいました……。

これだけ貶したい理由が、「遊びやすさ以外の要素がとても良い」からなんですね。

新たに登場した種族「魔動天使」

加えて、カルゾラル高原という舞台。

カルゾラル高原を支配する「四皇九君」

シナリオ、登場NPC…歴代サプリの中でも突出して面白い要素がたくさんあるんですよ。でもわかり辛い。

もう色々と勿体なさが激しくて、なんとも言えないんですね…。

 

新種族「魔動天使」は作中だけでなくPCキャラクターとして作成できるデータもあります。ただまあ、「魔動天使」強すぎて、身内卓以外で許可はまず無いとは思いますが……。

 

データブックとして見るのであれば、そこそこ面白いですし、買って損は無い気はしますが……自己責任で…。

 ソロプレイも対応しているので、まあ……遊ぶ相手がいなくても遊べは出来ますね。

理想は「カルゾラルの魔動天使の卓にPLとして参加する」です。それならば、このサプリの最大の問題点をクリアして遊ぶ事が出来るので、文句なしに楽しめるでしょう。

 

 

 

 『プロセルシア秘史』

面白さ:

購入推奨:

わかりやすさ:

 

ラクシア世界の極東、プロセルシア地方が舞台のバトルキャンペーンブックと改名されてからの、第二弾です。

正直言うと、ごく最近買ってまだ詳しく読めていないので…レビューの☆はまだつけられないということで。読めたら、またレビューします。

 

パラっと見た限り、プロセルシア地方の博物誌とキャンペーンブックが合体した、という感じですね。

凄く強い流派も載ってたりしますし、プロセルシア地方について知りたい方は買ってみても良い気はしますが……あまり面白そうな気配は無いですね……。

 

 

 

 

 『彷徨ノ塔』

面白さ:☆☆

購入推奨:☆

わかりやすさ:☆☆

 

またサプリ名前が変わりました。今度は『ワールドオデッセイ』らしいです。

やることは、バトルキャンペーンブックです。「彷徨ノ塔」で眼が覚めた主人公PCは記憶が無く、あらゆる時代につながるこの場所で記憶を取り戻すべく奮闘します。

 

今回のポイントは、「高レベル作成からのスタート」でしょう。

9レベルぐらいからスタートします。(人数が多いと7レベル位になります)

16~17レベルまでプレイ可能サプリ「フォルトナコード」を導入していれば、17レベルまで対応しています。というか、真のラスボスは16レベルに超越してないと倒せないです。

当然、こんな高レベルからスタートですし、超越までさせますから全夏の大型サプリ搭載前提、のようなところがあります。新規ユーザー向けでない事は確かです。

 

今回も例に漏れずシステムがわかり辛いです。ストーリーも壮大な割に、なんと言って良いのか、うーん。部分部分では面白かったりもするんですけど…まともにプレイしてると、その煩雑さからカタルシスが薄れると言いますか…。

色んな時代に飛べるので、その時代時代の設定が知れるという意味では面白いですね。

それに加えて、特殊神聖魔法も載っている新たな神「紡糸の女神 エルピュセ」のデータも載っています。

 

データブックとして買うのであれば、ちょこっと楽しめるかもしれません。

 

地味にカースドランドのエピソードが繋がってたりします。正直なところ、歴代のバトキャンサプリを全部プレイした後でも遅く無いかと思われます。

 高レベルプレイに惹かれた、等の理由が無ければ。

 

 

 

ということで、バトルキャンペーンブックの紹介は以上です。

これらは、あくまで私の感想であり、他の方から見ると全く違う評価になる可能性が高いです。あくまで一意見だという点をご承知ください。

 

しかし、値段もそこそこしますし、運用が大変だったりするので、「シナリオを考えなくてもセッションをしたい!」という新規の人だったりは、以下のミニサプリ付きリプレイの購入をオススメします。

 

sgrtrpg.hatenablog.jp

これらのミニサプリは、三桁円で買える文庫本であり。

前半部分がリプレイ、後半部分がデータセクションとなっています。

リプレイを読めば、遊び方が楽しみながら把握できるので、運用もとても簡単です。

バトルキャンペーンブックは、ちょっと手が出ないなぁ~、という人は是非。

 

 

 

そして、バトルキャンペーンブックの余談ですが「ミストキャッスル」と「フェアリーガーデン」は、プレイした内容をリプレイにして公開する許可が出ていました。……限定的なサイト下のみだったかは、思い出せないので詳しくは、調べて頂きたい…!

【リプレイ】絶望の大破局編 第三話・上

【リプレイ】絶望の大破局編 第一話 - About Sword World 2.0

【リプレイ】絶望の大破局編 第二話 - About Sword World 2.0

 

 

GM:では、“バレッターズ”の皆様、成長報告お願いします。

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